ちは「信、達、雅」を翻訳の原則にしたということである。「信」というのは、原語の意を忠実に掌握することである。「達」とは、翻訳文ができるだけ原文を正確に伝達することである。「雅」とは、訳文をできるだけ中国人の習慣と合致させる、ということである。「信」と「達」は現代の翻訳の原則と近いが、「雅」についてはより意味深い。外来語が一般の国民に理解されるように、翻訳者は様々な工夫をして、訳文を理解しやすくしなければならない。中国では、毎年1000語前後の新語が誕生しているが、それと同時にそれらの新語の誕生を危惧する声も上がっているという。例えば、現在頻繁に利用される「酷cool」,「秀show」と言う単語は、中国語本来の意味や用法と異なる英語音訳文字となっており、本来の漢字を用いた中国語として機能していない。外来語に反対はしないが、必要に迫られて外来語のための単語を造る時の前提条件として言葉の規範が必要であろう。21世紀に入り、グローバル化の深化に伴って、世界的な交流がますます頻繁かつ緊密に行われている。中国語にも音訳の外来語をたくさん借用する傾向が出ているし、日本語も意訳の外来語がたくさん造られる方に傾いている。とにかく、経済の発展と国際交流の拡大に従って﹑外国についての知識や情報が急速に増加し、各国言語が通じるようになる可能性もあるのではないだろうか?これから、中国も日本も外来語及び外来文化に対する態度も段々変わっていくのではないかと思う。参考文献:1.《外来語から見る中日の外来文化に対する態度》王文德著2001年3月北京商务印刷出版2.《三省堂国语辞典》金田一京助□金田一春彦柴田武市川孝田良2001年3月10日第五版小型版发行3.《角川外来语辞典》4.《最新汉语外来语辞典》2001年12月大连外国语大学出版社出版5.インタ-ネット7/gairaigo(指导老师川田郁子外籍教师)8